二荒山神社は宇都宮と日光に存在し、区別するため日光にある二荒山神社は「日光二荒山神社」と称します。
日光の氏神さまとして崇拝され、日光東照宮の近くにある「本社」と中禅寺湖畔にある「中宮祠」、男体山の頂上にある「奥宮」に分かれています。
日光二荒山神社の概要
- アクセス:B
- 御朱印 :S
- 規模 :S
社格:式内社、下野国一宮、官幣中社、別表神社
二荒山神社は、日光三山を御神山とする神社です。
日光三山は男体山(なんたいさん:古名を「二荒山(ふたらさん)」)・女峰山(にょほうさん)・太郎山からなり、二荒山神社は、この三山のほか日光連山を境内地とし、面積は3,400haにも及び、その神域には華厳滝やいろは坂も含まれています。
創建は、下野国の僧、勝道上人が神護景雲元年(767年)に二荒山(男体山)の神を祭る祠を建てたことに始まるとされています。
御祭神
御祭神は二荒山大神(ふたらやまのおおかみ)で、親子3神を祀っています。
- 男体山(二荒山):父:大己貴命(おおなむちのみこと)
- 女峰山:母:田心姫命(たごりひめのみこと)
- 太郎山:子:味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
アクセス:Bランク
本社:Bランク
所在地:栃木県日光市山内2307
「日光二荒山神社」は世界遺産「日光の社寺」を構成する「日光東照宮」「輪王寺」に並ぶ神社です。
日本有数の観光スポットであり、乗用車での参拝では「駐車場確保」の問題が発生します。
最寄り駅は、JR日光駅、もしくは東武日光駅ですが、徒歩圏内ではありません。
東武バスが運行しており、「世界遺産めぐり」の路線で最寄りのバス停である「大猷院・二荒山神社前」で下車します。
中宮祠:Cランク
所在地:栃木県日光市中宮祠2484
中宮祠は、中禅寺湖畔にあり、自家用車などでの訪問が推奨されます。
中宮祠は、男体山を登山するための登山口を兼ねているため、駐車場は参拝者以外に登山者も利用するため、シーズンによっては混雑します。
奥宮:ランク外
所在地:栃木県日光市中宮祠
男体山の頂上にある「奥宮」へは、登山する必要があります。ハイキングのレベルではなく登山のレベルですので、安易に参拝することは難しいです。
※登山道が整備されている富士山よりも男体山のほうがキツイと評価される方もたくさんいます。
御朱印:Sランク
日光二荒山神社では本社と中宮祠と種類が異なる、複数の御朱印をいただくことができます。
本社
本社では、書き置きと直書き、両方の対応がありますが、直書きは社務所が終わる時間の30分前までの対応のようです。
また、季節限定などの特別御朱印や末社などの御朱印もいただくことができます。
中宮祠
中宮祠では、中宮祠の御朱印のほかにも、「霊峰男体山」の御朱印をいただくことができます。
奥宮
男体山の頂上にある奥宮の御朱印は、中宮祠の社務所でいただくことができます。
御朱印帳
オリジナルデザインの御朱印帳は、本社、中宮祠の社務所でいただくことができます。
規模と見どころ:Sランク
本社
世界遺産である「日光の社寺」を構成する神社として、日光東照宮、輪王寺と一緒に多くの参拝者に賑わっています。
神苑
本殿、拝殿の奥には有料での拝観となる「神苑」があります。
神苑内の拝観時間は、
4月~10月:午前8時~午後5時まで
11月~3月:午前9時~午後4時まで
となっています。
中宮祠
中禅寺湖畔にある中宮祠は、本社に比べると参拝者は多くありません。
奥宮がある男体山の登山口を兼ねているため、登山客がいるため、午前中(早朝)は混み合います。
登拝門
男体山頂奥宮への唯一の登拝口にある門です。
例年開山祭(五月五日)に開き、閉山祭(十月二十五日)に閉じられます。登拝道は、約6キロメートル、往復6~7時間かかります。
宝物殿
日本一の大太刀の袮々切丸(ねねきりまる)や、男体山頂から出土した土器や祭祀遺物などを展示しています。
名物グルメ
世界遺産である日光には湯葉などの名物グルメがありますが、それは専門のサイトを参考にしてください。
ここでは、本社内の神苑にある「あずまや」を紹介します。