赤坂氷川神社は、東京都港区赤坂に鎮座する歴史ある神社で、都会の喧騒を忘れさせる静寂な境内には、豊かな緑が広がり、縁結びや厄除けのご利益で知られています。
赤坂氷川神社の概要
アクセス:A
御朱印 :S
規模 :A
社格:府社
赤坂氷川神社の創建は951年(天暦5年)と伝えられ、江戸時代には八代将軍徳川吉宗が現在の場所に遷座し、社殿を造営しました。
江戸城の裏鬼門を守護する神社として篤く信仰され、歴代将軍からの崇敬を受けてきました。
また、戦災を免れたことにより、江戸時代の建築様式を残した貴重な社殿が現存しており、東京都指定有形文化財にも指定されています。
御祭神
御祭神
素盞嗚尊(須佐之男命:すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神。勇猛果敢な神様であり、日本神話では八つの頭と尾を持つという八岐の大蛇(やまたのおろち)を退治されました。
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)は、「稲の稔る田」の象徴とされる豊穣を司る神様で、八岐の大蛇の生贄となったところを素盞嗚尊(すさのおのみこと)に助け出されました。のちに2柱の神様はご結婚をされました。
大己貴命(おおなむちのみこと)は、素盞嗚尊と奇稲田姫命のご子孫、出雲大社の御祭神である大国主命と同じ神様です。
御利益
縁結び・夫婦円満:奇稲田姫命は、素盞嗚尊と結ばれたことから、良縁成就や夫婦和合の神として信仰されています。
厄除け・災難除け:素盞嗚尊は、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した神話から、厄除けや災難除けのご利益があるとされています。
商売繁盛・開運:大己貴命は、大国主命とも同一視され、国造りの神として商売繁盛や開運のご利益を授けるといわれています。
アクセス
所在地:東京都港区赤坂6-10-12
最寄り駅:
東京メトロ千代田線「赤坂駅」出口より徒歩8分
東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」より徒歩10分
東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」より徒歩10分
都心の神社のため電車と徒歩での参拝が便利ですが、境内に駐車場が9台分あります。
御朱印:Sランク
御朱印
本社「氷川神社」と末社「四合稲荷(しあわせいなり)」の御朱印の他、季節限定の御朱印をいただくことができます。
赤坂氷川神社
四合稲荷
赤坂氷川神社では、通常の御朱印の他、毎月異なるデザインの「月替わり御朱印」も人気を集めています。月ごとの風物詩や季節のモチーフがあしらわれる特別感のある御朱印です。
御守
御祭神の御利益である厄除けの御守と縁結びの御守が人気のようです。
開運厄除守
(神社HPから引用)
縁結守
(神社HPから引用)
規模とみどころ:Aランク
赤坂氷川神社は、幾多の震災・戦災を免れ建立当時の姿を現代に伝えていて、緑豊かな境内には、江戸の年号が刻まれた鳥居・狛犬・灯籠が現存しています。
本殿・拝殿
赤坂氷川神社の本殿・拝殿は、徳川吉宗公建立のもので、江戸時代中期の建築様式を今に伝える貴重な建物です。
戦災を免れ、創建当時の姿をそのまま残しています。朱塗りの柱や繊細な彫刻が美しく、東京都の有形文化財にも指定されています。
四合稲荷
明治31年(1898年)に当社の近くに鎮座していた古呂故稲荷(ころこいなり)・地頭稲荷、本氷川稲荷、玉川稲荷の4社を合祀したことに由来します。
幕末の志士 勝海舟により「四社を合祀」、幸福の「しあわせ」、「志を合わせる」をかけ、四合稲荷(しあわせいなり)と名付けられました。
樹齢400年の大銀杏
赤坂氷川神社の境内には、樹齢400年を超えるとされる大銀杏があります。
秋には美しい黄金色に染まり、多くの参拝者が訪れる人気のスポットとなっています。ご神木として崇められ、健康や長寿を願う人々に親しまれています。
山車展示場
かつて「江戸の祭の華」といわれ、全国的にも貴重な「江戸型山車」の展示があります。
名物グルメ
高級料亭や高級寿司が軒を連ねる赤坂が近いため、有名店はたくさんあります。
ここでは、有名でもリーズナブルに楽しめるラーメンの名店「入鹿TOKYO」さんを紹介します。