東京都江東区亀戸に鎮座する亀戸天神社は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社で、「東宰府天満宮」とも称されています。
3種類の限定御朱印の発行があります。
亀戸天神社の概要
アクセス:S
御朱印 :S
規模 :A
社格:府社
亀戸天神社の創建は、正保3年(1646年)に九州太宰府天満宮の神官であった菅原大鳥居信祐公が、菅原道真公の神像を奉祀したことに始まります。
その後、寛文3年(1662年)に現在の地に社殿が建立され、太宰府天満宮を模した造りとなりました。江戸時代には「東宰府天満宮」と称され、学問の神様として多くの人々の信仰を集めました。
昭和11年(1936年)に現在の「亀戸天神社」と改称されました。
御祭神
御祭神
菅原道真公(すがわらのみちざね)
平安時代の学者・政治家で、学問の神様「天神さま」として広く信仰されています。
無実の罪で太宰府に左遷された後、その霊を鎮めるために各地で祀られるようになりました。
学業成就や合格祈願の守護神として、受験生をはじめ多くの人々に崇敬されています。
御利益
学業成就・合格祈願:御祭神である菅原道真公は学問の神様ですので、御利益は学業に関するものとなります。
アクセス:Sランク
所在地:東京都江東区亀戸3-6-1
最寄り駅:
- JR総武線「亀戸駅」北口より徒歩約15分
- 東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」4番出口より徒歩約15分
- 都営バス「亀戸天神前」(門33・都07系統)すぐ
最寄り駅である亀戸駅、錦糸町駅からともに徒歩15分程度と、徒歩での参拝には少し距離があります。
駐車場の台数は30台、自家用車での参拝も検討できそうです。
御朱印:Sランク
御朱印
通常の御朱印の他、3種の限定御朱印があります。(上記は梅まつりの限定御朱印)
- 鷽替え神事限定の御朱印(1月24日、25日)
- 梅まつり限定の御朱印(2月上旬~3月上旬の梅まつり開催中)
- 藤まつり限定の御朱印(4月~5月の藤まつり開催中)
社務所:午前9時~午後5時
御守
御祭神の菅原道真公の御利益から、「学業御守」が人気です。
ふじみ守
江戸の時代から、亀戸天神は藤の花の名所で、現在も4月下旬~5月上旬に藤まつりが開催されています。
「ふじみ守」は、その藤と不死身をかけた身体健全・延命長寿のお守りです。
規模と見どころ:Aランク
学問の神・菅原道真公を祀る関東の天満宮として知られ、特に受験シーズンには多くの合格祈願の参拝者で賑わいます。春の梅まつりや藤まつりも有名で、四季折々の美しさを楽しめる花の名所としても親しまれています。
太鼓橋と心字池
亀戸天神社は、創建当時に太宰府にならい、社殿、楼門、回廊、心字池、太鼓橋などが造営されました。
池にかけられている3本の橋は、上から見ると「心」の字を模した形になっていて「心字池」の名の由来となっています。
太鼓橋は「三世一念の理」を表していて、3つの橋がそれぞれ過去・現在・未来を表現しています。
また、太鼓橋は、春には藤の花と共に写真映えするスポットとして人気です。周囲の池には鯉が泳ぎ、四季折々の自然と調和した美しい景観を楽しめます。
東京スカイツリーが見映えのする撮影スポット一つにもなっています。
菅原道真像と絵馬堂
境内には道真公の像があり、学業成就を願う絵馬がずらりと奉納されています。志望校を書いた絵馬は、天神さまへの熱い想いが伝わってきます。
御神牛
天満宮には菅原道真公との御神縁から神牛が祀られています。
神社の説明書きでは、以下の文面でその御縁が説明されています。
「菅原道真公と牛との御神縁は、深く古来より信仰されてきた。
道真公は、承和12年『乙丑の年』6月25日にお生まれになり、太宰府の配所でお亡くなりになった際、ご遺体を乗せた車を引く黒牛が臥して動かなくなり、これは道真公の御心による事として、その場を墓所に定め、社殿が建立されたのが太宰府天満宮の起源とされています。
また、道真公が京都から太宰府へ下向の途中、白牛によって危難から救われたという故事も伝えられています。」
梅まつり
2月中旬〜3月上旬にかけて、梅まつりが開催されます。
早春を彩る梅の花が境内を明るくし、受験シーズンと重なることから多くの合格祈願の参拝者でにぎわいます。
藤まつり
4月下旬〜5月上旬にかけて、藤まつりが開催されます。
亀戸天神社は、江戸時代から続く藤の名所であり、約15株の藤が見事な花房を垂らし、境内は紫のカーテンに包まれます。夜にはライトアップも行われ、多くの人で賑わいます。
名物グルメ
亀戸天神社のそばには、文化二年(1805年)創業の船橋屋があります。
元祖くず餅として、200年以上の歴史ある味を味わってみたいですね。