水天宮(すいてんぐう)は、安産・子授けの神様として広く知られる神社です。駅直結、バリアフリー対応などで妊婦さんでも安心して参拝できる神社です。
概要
アクセス:S
御朱印 :S
規模 :A
水天宮の創建は1818年(文政元年)、久留米藩9代藩主・有馬頼徳公が、領内の総鎮守であった久留米水天宮の分霊を江戸の藩邸内に勧請したことに始まります。
当初は藩邸内の私的な神社でしたが、毎月5日に限って一般開放されたため、「5の日の水天宮参り」として庶民の間で広く親しまれるようになりました。
明治維新後、藩邸の廃止に伴い現在地に遷座し、2016年には社殿が新しくなり、バリアフリー対応、地下鉄直結など、現代的な境内に生まれ変わりました。
御祭神
御祭神
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
安徳天皇(あんとくてんのう)
建礼門院(けんれいもんいん)
二位の尼(にいのあま)
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)は、天地創造の最初に現れた宇宙の根源神で、万物のはじまりを司る存在です。その神聖な創造の力にあやかり、生命の誕生を見守る神として安産祈願の対象ともされます。
安徳天皇(あんとくてんのう)は、平家一門とともに壇ノ浦で入水した悲運の天皇。その霊を慰めるために水天宮に祀られています。
建礼門院(けんれいもんいん)は、安徳天皇の母であり、平清盛の娘。深い母性愛の象徴として祀られています。
二位の尼(にいのあま)は、建礼門院の母。安徳天皇を抱いて入水したことから、母子の守り神とされています。
御利益
安産・子授け:御祭神である天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)は、安産・子宝祈願の神様として信仰され、戌の日には多くの妊婦が腹帯を求めて参拝します。
初宮詣・子供の健やかな成長:赤ちゃんの初詣(初宮詣)や七五三の参拝でも賑わい、子供の健やかな成長を願う人々に支持されています。
アクセス:Sランク
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
最寄り駅:
東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」5番出口直結。
東京メトロ日比谷線「人形町駅」A1出口より徒歩5分。
都営浅草線「人形町駅」A3出口より徒歩7分。
境内の1階部分が有料の駐車場となっており、駐車スペースは40台となっています。戌の日は駐車ができない場合がある、とHPに注意案内があります。
御朱印:Sランク
御朱印
通常の御朱印の他、こどもの日限定朱印や水天宮例祭限定朱印などの期間限定の御朱印の発行があります。
通常御朱印
<こどもの日限定朱印>
4月4日~5月5日まで、初穂料:500円
<水天宮例祭限定朱印>
5月1日~5月31日まで、初穂料:1,000円
※時期になると水天宮のホームページに紹介されます。
御守
御子守帯(みすずおび)、巾着型御守、福戌御守が一式となっている安産御守や子授け御守が御利益に通じた御守として、多くの参拝者に支持されています。
安産御守
(HPより引用)
社務所
8時~18時
規模と見どころ:Aランク
2016年に新しくなった社殿は、木の温もりを生かした現代的な造りで、バリアフリー対応でどなたでも安心して参拝できます。
子宝いぬ
境内にある親子の犬の像は、安産や子育ての象徴として大変人気。特に妊婦さんが戌の日に撫でると安産になるとされ、多くの参拝者が訪れます。
戌の日
水天宮では、安産祈願に最適とされる「戌の日」に多くの妊婦さんが参拝します。
「戌(いぬ)」は多産でお産が軽いとされ、古来より妊娠5か月目の戌の日に腹帯を巻く風習が受け継がれてきました。
戌の日は12日に一度巡ってくる干支の日で、土日や大安と重なる日は特に混雑します。水天宮公式サイトでは、毎年の「戌の日カレンダー」が公開されており、事前に日程を確認しての参拝がおすすめです。
戌の日には、安産祈願の御祈祷を受けた後、腹帯や御守を授かる流れが一般的です。
(↓↓↓戌の日カレンダーがあるページです)
名物グルメ
水天宮は日本橋人形町が近く、近隣に美味しいお店がたくさんあります。
参拝の疲れを癒やす甘味として、あんみつの名店「初音」さんを紹介します。