神奈川県伊勢原市の日向山中に佇む「日向薬師」は、霊亀2年(716年)に行基によって開山されたと伝わり、薬師如来を本尊とする真言宗の古刹です。
関東屈指の薬師信仰の拠点であり、長年にわたり病気平癒・身体健全を願う参拝者が絶えません。
本堂は国の重要文化財に指定、数多くの仏像・法具を収蔵する宝物殿も拝観できます。

概要
アクセス:C
御朱印 :S
規模 :A
高野山真言宗
日向薬師は霊亀2年(716年)、僧行基によって薬師如来像が安置されたことに始まると伝えられています。以後、坂東における薬師信仰の中心地として栄え、平安・鎌倉・室町・江戸と時代を超えて篤い信仰を集めてきました。
特に鎌倉時代は源頼朝や北条氏からの保護を受け、寺勢は大いに拡大しました。
御本尊
御本尊
木造薬師如来両脇侍像〈薬師三尊像〉
薬師如来は、病を癒し、心身の健全を導く仏。
こちらの薬師如来は関東地方には数の少ない「丈六仏」で、平安時代末期から鎌倉時代初期(12世紀末から13世紀初)に造られたと考えられている寄木造(よせぎつくり)のものです。
脇侍
日光菩薩・月光菩薩は、薬師如来を守護し、光明により人々を照らす菩薩。日光菩薩は活動と再生、月光菩薩は安らぎと調和を象徴し、心身のバランスを整える存在とされています。
御利益
薬師如来:病気平癒、無病息災、身体健全、心の安定
日光菩薩:活力向上、気力回復、仕事運向上
月光菩薩:精神安定、安眠祈願、良縁・調和の円満
御本尊の薬師如来の御利益により、病気平癒や無病息災など、健康にまつわる御利益が期待されます。源頼朝も妻、北条政子の安産祈願を日向薬師で行っています。
アクセス:Cランク
所在地:神奈川県伊勢原市日向1644
最寄り駅:
小田急線「伊勢原駅」より神奈中バス(4番乗り場・日向薬師行き)終点「日向薬師」下車。参道入口より徒歩約15〜20分(上り坂)。
基本的には自家用車で参拝することが推奨されます。
駐車場は、参道を15分登り仁王門(山門)を通ることができる「バス停隣駐車場」と、境内に2分で入ることができる「境内入口駐車場」の2つがあり、いずれも無料です。
御朱印
御朱印
(薬師如来の御朱印)

(丹沢三山薬師瑠璃光の御朱印)

御朱印は、御本尊である薬師如来の御朱印と、丹沢三山の薬師瑠璃光の御朱印をいただくことができます。
また季節限定の御朱印があり、HPの「お知らせ」を確認することになっています。
投稿 – 日向薬師(HPのお知らせへのリンク)
御守
病気平癒・身体健全を祈願する寺院らしく、治療祈願・身体健康に関わる御守が特に人気です。「薬師守」は心身の回復と健康長寿を願う参拝者から篤い信仰を集めています。また「眼病平癒守」は、古来より「目の薬師」と呼ばれてきた当寺ならではのお守りとして広く知られています。
(HPより引用)
社務所
4月~10月:9:00~17:00、11月~3月:10:00~16:00
規模とみどころ:Aランク

(HPから引用)
本堂(国重要文化財)
静かな山中に構える本堂は、長い年月を経た重厚な佇まいが印象的。令和初期に大規模修復が完了し、見事な木組みが美しく蘇りました。
宝物殿
古仏・法具・修験に関わる資料など貴重な文化財を収蔵。特に幾体もの薬師信仰関連の仏像群は見応えがあり、必見の場所となります。
参道の杉並木
バス停から本堂へ続く参道は、深い杉林に囲まれた神秘的な道。ゆっくり歩くほどに心と体が整っていく静けさがあります。
仁王門(山門)
参道の途中に仁王門があります。守護神として仁王像が寺院内に仏敵が入らぬよう待ち受けています。
名物グルメ
特に名物グルメとなるものは見当たりません。
バス停そばの「日向薬師珈琲焙煎所」で参拝後、一服すると良いかもしれません。